2021年01月10日

情熱MAX!

2020年はコロナで大変な一年でした。一時はどうなるかと思いましたが、夏ごろから徐々に回復。今はおかげ様で忙しくさせてもらっております。飲食業や観光業など、まだまだ大変な状況の業種が多い中、本当にありがたいと思います。

さて、コロナは困った存在ですが、これまでの考え方が正しいかどうかを確認するには、良いきっかけであると思っています。私は何かを変えようとするとき、いつも「不易流行」という言葉を意識しています。簡単に言うと、「変えてはいけないことと、変えてもいいこと」と理解していますが、「シャフトの鍛造専門」という強みを磨くことは大事なことですが、強みにこだわっていては、いつの間にか必要とされない時代がくるかもしれない、と危惧しています。

まだ必要とされているうちに、更なる深化、例えば今取り組んでいるプレスによる新たな鍛造方法を確立し、バリ取り工程をなくしたり、ロボットを活用するなりして、少人数でも利益が出る体制を構築したりしつつ、「できることはなんでもやる」という気持ちで、シャフトの鍛造以外の「柱」も考えておかねばならない、と思っています。(※どんな柱がいいかの答えは、まったく見つかっていませんが(^^;))

いかなる時代でも、変えてはいけないというか、変えようのないものは「情熱」と思っています。「宮嶋さんは熱すぎるよ」と皮肉交じりに言われることもありますが、やみくもに熱いだけの人は嫌いですが、新たなことにチャレンジしたり、何か困難にぶち当たったとき、まず何より大事なことは、自ら燃えること、つまり情熱以外あり得ないと思っています。ですので、「熱すぎるよ」の返事には、最近は「それのどこがいけないのですか?」と聞き返すようにしています。

「明るく燃えるような人物を目指しなさい」 師匠であるタニサケ 松岡会長からの教えです。

2021年も大変な一年となると思いますが、人は苦しいときしか伸びないものです。苦しいときこそ、明るく振る舞い、そして情熱の炎を燃やしまくり、さらなる成長ができれば、と思っています。

今年も情熱MAXで臨みます!

東名鍛工 代表取締役社長 宮嶋俊介