2023年09月07日

心の偏差値は自己犠牲に比例して高くなる

 弊社は年に一度、全社員への面談を実施していますが、実に色々な意見が聞け、大変有意義なのですが、実に人間色々な考え方があると感じます。人間それぞれ価値観がありますので、皆が仲良くというわけにはいかないと思いますが、社会を円滑に生きていく上では、心の偏差値の高い低いはとても重要になってきます。
 私はよく「頭」の偏差値より「心」の偏差値と言いますが、いくら頭が良くて才能があっても、心の偏差値が高くなければ、その人は社会では通用しないでしょう。心の偏差値とは、人の感情を察知して理解するという「心の知能指数」のことかと思っています。
 日本電産の永守会長は、この心の知能指数のことを次のようにおっしゃっておられます。

 「情熱を持って困難に挑む力、相手の状況を読み取り、人心を束ねる力…知性や感性を統合した、いわゆる「人間力」と言いかえてもいいだろう」

 人間は実に様々で、立場や生き方、それまでの経験によって、考え方、価値観はまったく異なります。そんな様々な人たちとうまくやっていくには、心の偏差値を高めるしか方法はなく、心の偏差値は「自己犠牲に比例して高くなる」ということが私なりの結論です。
 自己犠牲とは、つまりは自分のためではなく、人のために時間を使うこと。それを続けていると、優しく、親切で、思いやりがあって、明るく・楽しく・誰にでも挨拶ができる人になっていきます。
 元来、私はとても自分勝手で、かなり面倒くさがり屋(今でも)であります。そんなクソみたいな私でしたが、これまでチームスポーツという集団行動を通じて、いつの間にか自分だけのことだけでなく、少しくらいは皆のために行動できる人間になっていました。
 まぁるい会社を目指すには先ずは自分から。これからも人の喜ぶことを実践していきます。

東名鍛工株式会社 代表取締役社長 宮嶋俊介

猛暑の中、社員さんと一緒にミヤジマファームの草刈りをしました🌞ι(´Д`υ)アツィー